眠っている間の食いしばりの正体とは?😬💤 原因は“気道の詰まり”かも?
眠っている間の“食いしばり”や“歯ぎしり”…その本当の原因とは?
実は「気道の詰まり」や「呼吸の質」が関係しているかもしれません
朝起きると、頬や顎が痛い・こわばっていると感じたことはありませんか?
口の中に歯型やくっきりとした跡がついていることも?
それ、実は顎の問題ではなく、呼吸の問題かもしれません。
今回のテーマは、「睡眠中の食いしばりや歯ぎしり」と「気道の詰まり」の意外な関係です。
🧠 鍵となるのは「三叉神経心臓反射(TCR)」という神経反射
これはまだ仮説段階ですが、実際の臨床現場でもよく観察される現象です。
下記のような流れが考えられます:
-
睡眠中に鼻づまりや気道の狭さが起こる
-
血中の酸素濃度が低下
-
身体が酸素を取り入れようとして呼吸努力が増加
-
その結果、心拍数・筋緊張・脳の活動が上昇
-
これを抑えるために、**TCR(三叉神経心臓反射)**が作動
-
三叉神経(顎関節や咀嚼筋を支配)が刺激されて
-
→ 無意識に食いしばりや歯ぎしりが発生
🧐 気道に問題があっても、自覚症状がないケースも多い!
-
鼻が詰まりがち
-
睡眠時に呼吸が浅い
-
日中の疲労感が強い
-
顎が無意識にカチカチする
こうした症状があれば、医師に呼吸のチェックをしてもらうのも選択肢のひとつです。
📌 まとめ
睡眠中の顎のトラブル(食いしばりや歯ぎしり)は、
単なる顎の問題ではなく「気道の問題+神経反射」という、
より広い視点からの理解と対応が重要です。
📚 参考文献:
Chowdhuryら (2017)
『Frontiers in Neurology』
「Trigemino-Cardiac Reflexは見落とされているリンクか?」
👂 顎や耳、首、睡眠に関するお悩みは、**顎のリハビリに詳しいフィジオ(理学療法士)**にぜひご相談を!
Happy Rehab 😊
Metro Physiotherapy Channel
🌐 www.metrophysiotherapy.com.au