🦶ランナーに多いケガ 第7回 足裏のかかと付近の痛み(足底筋膜炎)

マラソンやジョギングをしている方の中で、足裏、特にかかとの前側に鋭い痛みを感じるケースは少なくありません。その代表的な原因が**足底筋膜炎(そくていきんまくえん)**です。
🦶足底筋膜炎とは?
足の裏には「足底筋膜(そくていきんまく)」という、かかとからつま先に向かって走る強靭な腱様組織があります。この足底筋膜が、繰り返される衝撃や足のアーチの崩れなどによって微細損傷を起こし、炎症や痛みを引き起こすのが足底筋膜炎です。
🩺原因とリスク要因
- 長距離ランニングなどによる繰り返しの衝撃
- 扁平足(アーチの低下)や、逆にハイアーチ(高すぎるアーチ)
- ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性の低下
- 古くなったランニングシューズ
- 急なランニング量の増加や、路面の変化(硬い路面など)
🧭症状の特徴
- 朝起きたときの一歩目でかかとに強い痛み
- 長時間座ったあとに立ち上がるときの痛み
- ランニング後や立ち仕事の後の足裏の痛み
🔧治療とリハビリ
【急性期】
- ランニングやジャンプ動作の制限
- 氷や超音波治療などの炎症抑制
- ふくらはぎ〜アキレス腱のストレッチ
【慢性期】
- 足底筋膜への持続的なストレッチ
- 足部・下腿部の筋力強化
- 足底板(インソール)やテーピングの併用
- 理学療法士による運動療法・徒手療法
💡理学療法士からのワンポイントアドバイス
痛みを無視して走り続けると、炎症が慢性化し治癒に長期間を要します。朝の痛みがある段階では「黄色信号」。できるだけ早くフィジオセラピストの診察を受け、症状に応じたストレッチ・筋トレ・フォーム修正を始めましょう。