(日本語) オーストラリアで理学療法士なる(3)
オーストラリアで理学療法士なる
2.国際免許書き換え試験に合格する
ぶっちゃけていうと、とても難しい試験です。まず、2,3回の挑戦で合格することはまずないと言えるでしょう。
夢を壊してすみません。
私の病院時代の友人達で、母国で医師だった人、英語圏の国(ただし、英国圏ではないため免許のコンバージョンが認められない国)で理学療法士だった友人たちが何度も挑戦していましたが、医師だった友人が4度目の挑戦でやっと受かった位なので、かなり難易度は高いと思います。と同時に、とても優秀な日本人の理学療法士がお一人、この試験に合格なさっています。
まず、オーストラリア国外の(ニュージーランドは除く)理学療法士の資格を持っている方は、Australian Physiotherapy Council による資格査定を受けます。
https://physiocouncil.com.au/for-physiotherapists/working-in-australia/
その際、母国の理学療法学士課程を終了している場合は、書き換え試験が免除されるケースがあります。しかし、ほぼイギリス圏の国の大学卒業者にのみ適用されるので、残念ながら現時点で日本の免許が書き換え試験なしに査定を通ることは期待できないでしょう。
資格査定が通らない場合は、学歴査定、筆記試験、実技試験を経て、オーストラリアの理学療法士免許を取得できます。
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実技試験では、実際の患者さまにセラピストとしてどのように診察&診断(クリニカル・リーズニング)そして治療するのかを評価されるようです。
試験範囲は、オーストラリアで理学療法が最も重要視されている
①筋骨格系 ②神経系 ③循環器系 の3つ全ての分野です。また、実習地となる病院は自分で見つけることも必要になり、コネクションが少ない留学生は少し苦労するようです。かつ、病院での実習を許可されるには原則、永住権や長期ビザを必要とするようです。
日本の理学療法士免許を取得している方がオーストラリアの理学療法士免許を取得するには以上の2つの方法が考えられます。
しかし、そこへたどり着く方法は様々です。
そこで、病院勤務時代の友人たちが取っていた方法は、
まずは理学療法士アシスタントの資格を取得して、働きながら、①大学に通うか②免許書き換え試験に合格する、という方法です。
次回は、理学療法士アシスタントの資格についてご説明したいと思います。
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