(日本語) オーストラリアで理学療法士になる (1)
時々、日本人理学療法士の方からオーストラリアで理学療法士になるにはどうすればいいか、という問い合わせを受けます。ありがたいことに何人かは直接お会いできる機会もありました。例えばワーキングホリデーでシドニーに来ている方だったり、青年海外協力隊隊員として太平洋諸島の国々に派遣されている方だったり、みなさん様々なバックグラウンドをお持ちで、そして何より理学療法に対する強い情熱を持ってらっしゃる方々です。
そのような方々と直接お会いし、話を聞くことは、私自身もとても刺激を受けるので自分の想いを見直す良い機会になっています。
そして、もっとも良く聞かれる質問は、
オーストラリアで理学療法士として働くにはどうすればいいか、です。
オーストラリアの理学療法士は日本では認められていない開業権も認められているため、First Contact Practitioner として、それなりの社会的信用と責任や地位を与えられています。理学療法という仕事が好きで、理学療法士としてのキャリアを積んできたのであれば、なおさらそのキャリアを活かして飛躍したいと思っている方のために、少しでも参考になればとおもい、私個人の知っている範囲でご紹介したいと思います。
(2016年2月時点)
オーストラリアで理学療法士になるには
- 大学の理学療法学科に入学し、終了する
- 国際免許書き換え試験に合格する
のいずれかの方法で
Australian Health Practitioner Registration Agency (AHPRA) が認可している 免許を取得する必要があります。
https://physiocouncil.com.au/for-physiotherapists/
(理学療法/フィジオ以外の、作業療法士/OTやその他の医療従事者の資格に関する情報も掲載されています。)
ただ、免許取得を最終目標と設定した場合、そこへ辿りつく道はいくつもあります。オーストラリアでは、Registered Physiotherapist 理学療法士とは別に Assistant in Physiotherapy理学療法アシスタントと呼ばれる資格もあります。
理学療法士は理学療法士免許を取得しており、First Contact Practitioner として、(医師の指示を必要とせず)一人で直接患者さまの診察、診断、治療を行います。一方、理学療法アシスタントは、理学療法士の指示のもと、患者さまのケアに従事します。
次回は、
オーストラリアで理学療法士になる
- 大学の理学療法学科に入学し、終了する
を詳しく説明します。
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