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(日本語) オーストラリアで理学療法士なる(4)

まず理学療法士アシスタントになる、という方法

 

私がシドニーの総合病院で働いている時、実に様々なバックグラウンドを持った同僚たちと一緒に働くことができました。チリや中国で医者だった人や、ブラジルでフィジオの博士号まで持っている人たちなどでした。

しかし、そんな彼らでも生活をしながらオーストラリアで理学療法士資格を取得するのはなかなか大変だったようです。その中の数人は、まずは理学療法アシスタントの資格をとり、病院で勤務しながら大学へ通い直したり(4年間)、資格書き換え試験に臨んでいました。

 

オーストラリアには

Registered Physiotherapist 理学療法士 とは別に

Assistant in Physiotherapy 理学療法アシスタント と呼ばれる資格があります。

 

理学療法士は理学療法士免許を取得しており、First Contact Practitioner として、(医師の指示を必要とせず)一人で直接患者さまの診察、診断、治療を行います。一方、理学療法アシスタントは、理学療法士の指示のもと、患者さまのケアに従事します。

 

Assistant in Physiotherapyはさらに

Certificate Ⅲ in Allied Health Assistance (Physiotherapy) と

Certificate Ⅳ in Allied Health Assistance (Physiotherapy) の2種があり、

Certificate Ⅳ が上位資格になります。

 

理学療法アシスタントの方々は、主に病院や介護施設で活躍されています。残念ながら、セラピストが一人で患者さまを診察するのが主であるプライベートプラクティスでの雇用はそれほど進んでいないのが現状です。

2008年以降、この資格への人気が高まりTAFE (専門学校)や民間の資格スクール等で多くのコースが提供されています。

 

週末は理学療法アシスタントとして働きながら、週日は大学の理学療法学科で学ぶ、というスタイルも可能でしょう。また、Diploma も取得していれば、大学で免除になる学科もあると聞きましたが、詳しくは進学したい大学と専門学校の担当者にきちんと事前確認をしてください。

 

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